【院長ギャラリー 2016年3月】 川瀬巴水 『三津浜の朝』

院長の吉武です。

院長顔写真

 

川瀬巴水(かわせ はすい)の版画の作品を数点手に入れましたので、

外来(正面入口入ってすぐの場所)に展示することにしました。

月ごとに季節に合わせた作品を展示しますので楽しみにしていてください。

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 川瀬巴水(かわせ はすい) 略歴

1883年(明治16年)- 1957年(昭和32年)

本名 川瀬文治郎(かわせぶんじろう)

日本の大正~昭和期浮世絵師、版画家。

衰退した日本の浮世絵版画を復興すべく、

吉田博らと共に新しい浮世絵版画である新版画を確立した人物として知られる。

日本的な美しい風景を叙情豊かに表現し

「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれる。

国内よりもむしろ海外での評価が高く、

浮世絵師の葛飾北斎・歌川広重等と並び称されるほどの人気がある。

 

3月の版画は『三津浜の朝』(昭和28年12月作)です。

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『うねりのない鏡のような内海。峰霊富士を正面に眺める風光明媚な西伊豆・三津海岸。

一歩間違うと絵葉書的な名所絵となる場所であるが、

巴水は好んでこの場所を描いている。

得意の雪景、雨景や夜景ではなく、朝の清々しい光景をあえて選び、

正攻法での表現が好ましい。 』 (渡邉木版美術画舗HP http://www.hangasw.com/ より)

 

「三津浜」と言っても松山の三津浜ではなく西伊豆のようです。

 

来月の作品をお楽しみに。