腰痛のこと vol.4 腰痛には腹筋?② ~効く効かないはその人次第~

理学療法士の山神です 😛 

 

腰痛について第4弾です『腰痛には腹筋?②~効く効かないはその人次第~』

と題して書いてみたいと思います。

 

今回はサブタイトルをつけてみましたが、

よく日常の会話で「AとBどっちがいい?」みたいな話題

『旅行に行くなら沖縄か北海道どっち?』とか『ビールに合うのはから揚げか焼き鳥どっち?』みたいな

になると、

ああだこうだと話が膨らんでみたものの最終的には

「まあ、時と場合によるよね」

とか

「まあ、一緒に行く人によるよね」

とかいう形でふんわり終了することがあると思いますが、

今回の結論としてはそんな感じになるのかなと思ってつけてみました。

 

腰痛についての前回のブログ(腰痛のこと vol.3 腰痛には腹筋?)では

私自身の経験談からいわゆる腹筋運動とドローインと言われるようなお腹凹ませ運動の

どちらでも腰痛が強くなったということを書きました。

これには私の腰痛のタイプ、

もっと言うと腰のどのような動きが腰痛を悪化させるかということが関わっています。

 

私自身腰痛がひどかった約10年前、どんな動きで痛みが出ていたかというと

特に悪かったのは腰を反るような動きです。

そして私の立った姿勢は反り腰気味でした。

私の診断名「腰椎分離すべり症」を考えると腰を反る方向への負荷がかかりすぎて

腰椎が前方に滑ってしまったということだと思います。

つまり私の腰痛のタイプは腰を反らすと痛みが出るタイプでした。

 

それなら逆にいわゆる腹筋運動をしたら良さそうなものですが

厳密に観察すると反り腰のまま仰向けで体を起こすことになり、

余計に反り腰を助長してしまう形になったのだと思います。

それで痛みが悪化してしまいました。

 

それではドローインの方はどうだったかと言うと

今考えるとお腹を凹ますということを意識しすぎたために腰の方まで力が入ってしまい

結局腰の筋肉に負荷がかかり痛みが悪化したのだと思います。

 

では、結論として

『腰痛で腹筋をしても良くならない』

ということになるかというと決してそんなことはありません。

ただ、

『人それぞれ適切なやり方がある』

というだけの話です。

 

私の場合は腰を反ったら痛いタイプでしたが、

椎間板ヘルニアのような方の場合は前屈した状態で痛みが強くなることが多いですし、

ぎっくり腰のようにどの方向に動かしても痛いということもあります。

また、ずっと前から痛かったのか最近痛くなったのかとか

1回の衝撃で痛くなったのかじわじわ痛くなってきたのかとか

腰の状態は冒頭の話のように『人によって違う』のが当然です。

だとすると、運動の仕方も人によって違うというのは当然の話になります。

腰痛には腹筋運動?ドローイン?背筋運動?ストレッチ?

「まあ、人によって違うよね」

という結論です。

 

ただ、これは腰痛を持っている自分では把握できない部分だと思いますので、

腰痛にお悩みの方はまずは医療機関にかかって診察してもらうのが良いと思います。

 

ちなみに私の腰痛はその後どうなったかという話ですが、

今現在は当時の痛みを10とすると2くらいの割合で

日常生活でいつも気になるということはありません。

どんなことがあって良くなってきたかはまた次回以降にしたいと思います。

 

長い上にふんわりと終わった文章を最後まで読んでくださりありがとうございました!!