理学療法士の山神です 😛
7月が終わりましたが、この1ヶ月は猛暑に豪雨にと気候の変動に苦しめられました。
これからが夏本番と思うと気が重くもなりますが、
そこは夏特有の開放感と言いますかなんとなく浮かれる気持ちも無くはありません。
ただ単に飲み会がいつもより多いからかもしれませんけど。
「痛みについて書いていく」と宣言してからだいぶ経ってしまいました。
なるべく簡単に書いていきたいと思いますが、
さて皆さんは『痛み』はどのような時に感じますか?
足をひねって足首が痛い、包丁で切った指が痛い、
草抜きをしてたら腰が痛い、スマホを見ていたら首が痛い…
皆さん色々な場面で痛みを感じたことがあると思います。
そして皆さん経験から分かると思いますが
これらの『痛み』はどれも
「痛い場所に異常(組織の損傷、炎症など)が起きている」
という警告信号です。
ではどうやって人は痛みを認識できるのでしょうか?
痛みを認識するまでに
- 痛みを感知する「感覚器(侵害受容器)」
- 痛みを伝える「神経」
- 痛みを認識する「脳」
が正常であることが必要です。
まず、捻挫なら足首周りの靭帯、指の切り傷なら皮膚、同じ姿勢をしていた時の痛みなら筋肉など
人体のあらゆる場所に痛みを感じる組織「侵害受容器」があり、
それはある強さ以上の刺激になると反応する仕組みになっています。
そして受容器が反応すると電気刺激として神経を伝わり、
途中乗り換えなんかもしながら脳に伝えられます。
脳に伝わった時点で初めて人は「痛い」と認識することになります。
そして、それを引き起こした組織の損傷や炎症などの異常が治まれば痛みも治まるという仕組みです。
しかし、時々テレビなんかで聞きませんか?
「原因不明の痛み」
恐ろしい響きですね。
まあ、テレビ的にそう言った方が分かりやすいということで
あまり病院では
「あなたの痛みは原因不明です」
という言われ方をすることは少ないと思いますが、
これは検査上では痛みの原因となる組織の損傷や炎症などは特に無いのに
患者さんが痛みを訴える場合に使われるようです。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
それは痛みを認識するのが「脳」だということが大きなポイントになっています。
長くなりましたのでまた次回にしたいと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました!!