理学療法士の山神です。
皆さんは今何かしらの痛みを抱えていますか?
そして皆さんの周りに痛みを抱えている人はいますか?
『自分もどこも痛くないし、自分の周りにも痛みがある人は全くいない』
と言う人はなかなかいないのではないでしょうか?
平成22年に厚生労働省が実施した国民生活基礎調査の中に
何かしらかの身体の不調を抱えている人が年代別にどの程度いるかという
「自覚症状の状況」という項目があります。
それによると何かしらの身体の不調を抱えている人は
男女平均1000人中322.2人で
男女別では男286.8人、女355.1人と
女性の方が自覚症状を抱えている割合が多いという結果になりました。
数としてはどうでしょう?私はわりと少ないなと感じましたが。
たぶんいつも身体に不調がある人と接している職業柄そう感じるのでしょうね。
年齢別では10代が最も割合として低く
80代まで右肩上がりに割合が高くなっていきます。
まあ予想通りですね。
症状別の上位3位は
男性では 1位:腰痛 2位:肩こり 3位:鼻がつまる・鼻汁が出る
女性では 1位:肩こり 2位:腰痛 3位:手足の関節が痛む
となっています。
これもなんとなく想像ができる気がします。
男性は腰痛が多くて女性は肩こりが多い。
小さいころから母のガチガチになった肩を揉み、
ことある毎に父親が『腰が痛い』というのを見てきた私にはとてもよくわかります・・・。
身体の不調の中で痛みが上位に来るということは
それだけ痛みが治らない人が多いということでもあります。
治らない人が多いということは画一的な治療では効果が出ないということでもあります。
言い方を変えるとそれほど痛みというものは
人によって原因が複雑に絡んでいて単純ではないということです。
(これは前回のブログでも書きましたね)
これからここでも少しずつ痛みのことについて書いていこうと思っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!