理学療法士の山神です 😛
四国地方も梅雨に入りジメジメとした日が増えてきましたね。
少し冷え込む日もあるせいか体調を崩している患者さんも多いようです。
季節の変わり目というのはやはり身体には色々な影響を与えるようですね。
先日何人かの患者さんが
「人に触ってもらうっていうのが痛みとか認知症にいいらしいですね」
と話していました。
何の話かと思ったら、
6/1に放送されたNHKの『ガッテン』(「ためしてガッテン」から変わったんですね)で
そのような内容をやっていたようです → 痛み&認知症に効く!「癒しホルモン」の驚きパワー
HPで内容を確認したところ、
人に触れてもらうことで「オキシトシン」という「癒しホルモン」が体内で増えて
認知症の周辺症状が改善したり関節の痛みなどが軽減したりという効果があることがわかり、
日本でも「タッチケア」を行う医療機関が増えてきたとのことです。
私も以前皮膚についての本(山口創著「子供の『脳』は肌にある」)を読んだことがあって、
皮膚というのは外界と人間の内側とを隔てて守るという以外にも様々な能力があって
皮膚は心をつかさどる脳に最も近いので
子供の心を育てるために肌に触れて身体の感覚を養うことが大切なのだそうです。
「子供を抱きしめてあげる」ことの大事さはこういうところからも
証明されているんですね。
子供で大事なものはやはり大人にとっても大事で、
人が『触れる』ということによる効果というのは色々な意味で大きなものがあります。
元々ケガをしたり病気をしたりしたときの処置は『手当て』と言ったくらいですから。
ただ、リハビリではずっと触れているだけというわけにはいかないので
ストレッチしたり筋力強化したり色々やりますが、
「人が人に触れる」ということに対しては良い影響、悪い影響両面から
常に意識しておかなくてはと改めて思いました。
ちなみオキシトシンは「触れてもらう側」だけではなくて「触れる側」にも出るらしいです。
もし人に触れるたびにその癒しホルモンが出続けているなら
今頃私は仏みたいな顔になってるはずなんですが・・・ 😳
まあホルモンが出るか出ないかは相手や自分の心境、
時と場合によるんでしょうね。
皆様も身近な人に『触れる』ということを大切にしてみてくださいね 😀