理学療法士の山神です 😛
9月に入り暑さは少し落ち着いてきましたが
まだまだ暑いですね。
今年の夏今治は雨が本当に降らなくて大変でしたが、
そんな中ピッタリな(?)内容のテレビを見ました。
番組名は忘れてしまいましたが
あまり日本人が知らないような知識を紹介するような内容でした。
なんとなく見ていたら
『お金を数えながら氷水に入ると痛みは感じない!』
というタイトルが。
面白そうだな~と思って見ていたら
氷が大量に入った子供用プールみたいなところに普通に入ると
数秒で「痛い痛い!」と言ってみんな出てしまうのですが、
その氷水の中で一万円札30枚を数えていると普通に中に入っていられるんです。
そして数え終わると「痛い痛い!」とまた出てくる。
(まあテレビなので全員がそうかどうかはなんとも言えませんが・・・)
なぜそんなことが起こるかという番組の説明では
お金を数えるという行為が脳の中で快楽であると解釈されて
痛みの感覚を抑えてしまうということでした。
これは実は皆さんの周りでも起こりえることです。
氷水の中で一万円札を数える機会はおそらく一生のうちに一度も無いと思いますが、
「歩くと腰が痛い」と家でいつも言っているお父さんが元気にゴルフに出かけていくとか
「ずっと座ってると腰が痛くなる」というお母さんがお友達と喫茶店で何時間も話しているとか、
人間は目の前のことに集中すると痛みの感覚が抑制されるんです。
(『ディストラクション』と言います)
だからと言って「痛いのは全部気のせいで気持ちの持ちようなんだ」
と言うつもりはありません。
ただ、慢性的になればなるほど痛みは脳の影響も強く受けるので
安静にしていても治る確率が低くなっていきます。
それよりは、できれば身体を動かしながら
「楽しい!」
と感じられることが日常的にあれば慢性的な痛みを軽くする可能性が高くなると言えると思います。
リハビリテーションの専門職としてもそのようなことも含めて
プログラムを立案する努力をしています。
間違ってもお金を数えながらウォーキングとかはプログラムには入れませんけどね・・・。
最後まで読んでくださってありがとうございました!!